第22回ゲーム情報学研究会(発表件数8件)
日時: 平成21年6月26日(金) 10:30 - 16:20
場所: 岩手県立大学滝沢キャンパス 共通講義棟205
〒020-0193 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字巣子152-52
主査:田中 哲朗 幹事: 岸本 章宏, 橋本 剛, Reijer Grimbergen
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[プログラム]
[10:30 -- 12:00] 将棋、どうぶつしょうぎ (3件)
[13:30 -- 14:30] ブロックスデュオ (2件)
[14:50 -- 16:20] その他 (3件)
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10:30 - 11:00
1. コンピュータ将棋の現状 2009春
○瀧澤武信(早稲田大学 政治経済学術院)
第19回世界コンピュータ将棋選手権が2009年5月3日〜5日に、早稲田大学で行われた。
この選手権の概要と参加プログラムの強さ、特徴の概要について述べる。
11:00 - 11:30
2.単一思考プログラムによる合議の有効性の検証
○小幡 拓弥(電気通信大学 情報工学科) 伊藤 毅志 塙 雅織
将棋プログラムBonanzaに乱数を加えて複数の手を挙げさせ多数決で手を決定することで、
オリジナルに勝ち越す結果が得られたので、報告する。
11:30 - 12:00
3.「どうぶつしょうぎ」の完全解析
○田中哲朗(東京大学)
後退解析を用いて「どうぶつしょうぎ」というボードゲームの完全解析をおこなった.
その手法と,解析の結果分かったゲームの性質を説明する.
[12:00 - 13:30 昼食休憩]
13:30 - 14:00
4.コンピュータブロックスデュオ大会報告(2007年10月、2008年10月)
○築地毅(東京農工大学大学院) 大崎泰寛(東京農工大学大学院) 酒井香代子(中央大学大学院)
藤波順久(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント) 小谷善行(東京農工大学大学院)
2007、2008年に東京農工大学で開催したコンピュータブロックスデュオ大会の概要と
今後の課題について報告する。
14:00 - 14:30
5.勝率に近似させた評価関数の性能について
○大崎泰寛(東京農工大学大学院) 築地毅 但馬康宏 小谷善行
勝率を教師としてブロックスデュオにおける評価関数の各パラメータを調整し、
その学習成果について考察する。
[14:30 - 14:50 休憩]
14:50 - 15:20
6. 光トポグラフ装置を使用したゲームプレイ中の人の脳活動の変化の観察
○緒方克敏(電気通信大学システム工学科)
脳活動の変化を観察する方法としては、脳波計を使用して計測する方法が一般に行われている。
これは光トポグラフ装置を使用しての観察を試みたものである。
15:20 - 15:50
7. マルチコアプロセッサとSIMD演算によるモンテカルロ木探索を用いたオセロの実装
○久保田 悠司(筑波大学大学院) 佐藤 佳州(筑波大学大学院) 高橋 大介(筑波大学大学院)
モンテカルロ木探索を用いたオセロを,マルチコアプロセッサとSIMD演算を用いて実装し
性能を評価した.
15:50 - 16:20
8.虫食い算の非探索的解決と問題作成への応用
○小谷善行(東京農工大学)
解記述候補における制約を用いて虫食い算パズルを非探索的に解く方法を示し、それを用
いて大きい虫食い算を作成するシステムを作った。
Last modified: Fri Jun 19 10:42:43 JST 2009