The 17th Game Programming Workshop
November 9-11, 2012
Hakone Seminar House, Kanagawa, JAPAN
プログラム
GPW2012は下記のプログラムの通り行われました。
また、招待講演の資料、招待講演者のページへのリンクを追加しました。
(2012/11/29に追記)
ゲームプログラミングワークショップ2012を以下の日程で開催いたします。
プログラム案を公開すると共に、参加募集を開始いたしました。
今年は2件の招待講演を予定しています。
1件は、戦略シミュレーションゲーム Civilization 2 の研究について
S.R.K. Branavan 博士にご講演いただきます。
自然言語処理によってゲームのマニュアルを解析した結果とモンテカルロ法を
組み合わせて、商用ゲームの AI を強化したという興味深い内容です。
(講演は英語で通訳はありません)。
Branavan博士のページはこちらです。(2012/11/29追記)
もう1件は、「次世代デジタルゲームにおける人工知能の研究課題について」
と題して、三宅陽一郎さん (株式会社スクウェア・エニックス テクノロジー推進部リード
AIリサーチャー) にご講演いただきます。商用ゲームにおけるAIの実際について、
研究者が知ることは非常に有意義であると思われます。
三宅さんの
講演資料および
Proceedings掲載資料
をいただきましたので公開いたします。(2012/11/29追記)
毎年恒例のナイトイベントでは、本年度の世界コンピュータ将棋選手権の
優勝プログラムであるGPS将棋の開発者、金子知適さんによるご講演が予定されています。
さらに本年も、コンピュータ将棋、コンピュータ囲碁(9路盤と13路盤)、5五将棋の大会の
開催が予定されています。今年は過去最高の投稿件数を記録し、優れた研究発表が
多数集まっております。大勢のご参加をお待ちしております。
11月9日(金)
13:20-14:40 セッション1 認知科学
座長:鶴岡慶雅
- 1-1 (L) 次の一手課題に基づく囲碁と将棋の特徴比較 高橋 克吉,猪爪 歩,伊藤 毅志,村松 正和,松原 仁
- 1-2 (S) 人間とコンピュータの思考の違い〜囲碁の次の一手問題による考察〜 伊藤 毅志,高橋 克吉,猪爪 歩,加藤 英樹,村松 正和,松原 仁
- 1-3 (L) 囲碁における大局観を実現する広域パターンマッチング 本田 拓朗,Simon Viennot,池田 心
15:00-16:10 セッション2 学習
座長:池田心
- 2-1 (L) 大規模な対局に基づいた教師データの重要度の学習 佐藤 佳州,高橋 大介
- 2-2 (S) 多様性に注目した将棋プレイヤの集団学習に関する調査 鈴木 洋平,金田 康正
- 2-3 (S) General Game Playingにおけるモンテカルロ木探索のシミュレーション方策の学習 藤田 康博,浦 晃,三輪 誠,鶴岡 慶雅,近山 隆
16:30-17:30 招待講演 Dr. S.R.K. Branavan: Learning to Win by Reading Manuals in a Monte-Carlo Framework
司会:美添一樹
Branavan博士のページには
講演内容に関連する資料が掲載されています。
19:00- ナイトイベント
11月10日(土)
9:00-10:10 セッション3 囲碁
座長:岸本章宏
- 3-1 (L) モンテカルロ碁における多様な戦略の演出と形勢の制御 〜接待碁AIに向けて 池田 心,Simon Viennot
- 3-2 (S) 合議制囲碁プログラムのための多様な知識の集団学習 野中 翔平,中村 貞吾
- 3-3 (S) Using Global Corresponding Move Bias on MCTS Cheng-Wei Chou,Shi-Jim Yen,Jung-Kuei Yang
10:30-11:40 セッション4 モンテカルロ将棋
座長:Reijer Grimbergen
- 4-1 (L) 将棋におけるモンテカルロ木探索の特性の解明 関 栄二,三輪 誠,鶴岡 慶雅,近山 隆
- 4-2 (S) モンテカルロ木探索アルゴリズムの将棋への適用 横山 大作
- 4-3 (S) 探索パラメータの調整に適した目的関数の調査 -モンテカルロ木探索将棋の探索パラメータの調整- 竹内 聖悟,金子 知適
13:00-14:00 セッション5 探索
座長:金子知適
- 5-1 (L) 局面情報からの探索信頼性の推定による将棋のProbCutの性能向上 亀甲 博貴,浦 晃,三輪 誠,鶴岡 慶雅,近山 隆
- 5-2 (L) 探索窓の予測分布を用いた並列αβ探索 浦 晃,鶴岡 慶雅,近山 隆
14:15-15:15 招待講演 三宅 陽一郎: 次世代デジタルゲームにおける人工知能の研究課題について
司会:美添一樹
講演資料および
Proceedings掲載資料
15:30-17:00 ポスターセッション
- P-1 A New Framework to Solve Open Boundary Semeai Problems in the Game of Go Ching-Nung Lin,Shi-Jim Yen
- P-2 方策勾配法による静的局面評価関数の強化学習についての一考察 五十嵐 治一,森岡 祐一,山本 一将
- P-3 方策勾配法とαβ探索を組み合わせた強化学習アルゴリズムの提案 森岡 祐一,五十嵐 治一
- P-4 置き碁における報酬関数の改良 伊藤秀将,柴原一友,小谷 善行
- P-5 将棋におけるFutility Pruningの枝刈り量と適合率の相関 野口 拓央,古宮 嘉那子,小谷 善行
- P-6 評価特徴によるプレイヤーレベルに合わせるゲームAI 李 咏謙,Reijer Grimbergen
- P-7 フロップ・ポーカにおける勝率を基した優劣推定による行動選択 宮崎 敦広,松原 仁
- P-8 Efficient Time Control in Chinese Chess with Alternating Search Xun Jiqing,Reijer Grimbergen
- P-9 人狼ゲームデータの統計的分析 稲葉 通将,鳥海 不二夫,高橋 健一
- P-10 ブロックスとN人囚人のジレンマとの関係の研究 岩崎 隆一,Reijer Grimbergen
- P-11 オセロのハンディキャップに関する研究 今田 智大,橋本 剛
- P-12 CRFを用いた麻雀の不完全情報推定 根本 佳典,古宮 嘉那子,小谷 善行
- P-13 入玉後評価関数の作成 滝瀬 竜司,田中 哲朗
- P-14 詰将棋問題の感性評価と証明数に関する考察 石飛 太一,飯田 弘之
- P-15 機械学習を用いたジェスチャー認識精度向上方法の研究 吉村 拓哉,橋本 剛
- P-16 チャットによる相談将棋を行う対局システムの作製 佐々木 宣介,澤江 春介
- P-17 Local Network Parallelization Computing System for Computer Game Programs Shi-Jim Yen,Tsan-Cheng Su,Shun-Chin Hsu,Jr-Chang Chen
- P-18 fNIRS Survey of Brain Function at the Moment of Winning Nathan Nossal,Nobu Tsuchiyama,Shohei Hidaka,Hiroyuki Iida
- P-19 将棋における棋風を形成する特徴要素の統計的分析 澤 宣成,伊藤 毅志
- P-20 A Simple Tsumego Generator Ping-Chiang Chou,Shi-Jim Yen,Cheng-Wei Chou,Ching-Nung Lin,Chang-Shing Lee,Olivier Teytaud,Hassen Doghmen,Tai-Ning Yang
18:00- 懇親会
20:00- ナイトイベント
11月11日(日)
9:00-10:00 セッション6 モンテカルロ木探索
座長:村松正和
- 6-1 (S) 可変参照型緩対称性推論のモンテカルロ木探索での効果 西村 友伸,大用 庫智,高橋 達二
- 6-2 (S) 同時進行ゲームのためのモンテカルロ木探索 大町 洋,池田 心
- 6-3 (S) UCB+ 法を用いた Big Two AI の研究 万代 悠作,橋本 剛
10:20-11:00 セッション7 戦略とデーターベース
座長:田中哲朗
- 7-1 (S) 相手の抽象化による多人数ポーカーでの戦略の決定 古居 敬大,浦 晃,三輪 誠,鶴岡 慶雅,近山 隆
- 7-2 (S) ネットワーク将棋支援システムSAKURA〜データベースと思考エンジン利用〜 北岡 真弥,山本 航平,田頭 佳和,垂水 浩幸,林 敏浩
11:30 - GPW賞選考結果発表